発表会と演奏会~その2~

発表会と演奏会~その2~じーものヒトリごと

どうも、じーもです。
こちらの記事は続きとなっておりますので、よければ前回の分と合わせてお読みください。それでは早速。

観客のちがい

発表会は出演者にとって見知った人が多くなり、発表会の内容はそれほど気にされない。というようなことを前回は書いた…つもりです。(笑)

それに対して、演奏会はどうでしょうか。
演奏会の内容がよりシビアになることが予想されます。
少し話は逸れますが。

今の世の中、ネットに「誰でも・何でも・発信できる」かわりに、「誰にでも届く」わけではありません。おそらく「興味をもってそうな人」にしか届いていません。いわゆる“最適化された情報”というやつです。さらに多くの人は時間に追われ、興味のあるものにしか目に入らなくなってしまいがちです。

ここで話を戻します。

つまり、演奏会などは自分の興味あるものしかキャッチできないし、そもそも内容を聞いた時点で行くか行かないかを決めることが多いと思うのです。
さらに、期待値が高い(面白いに違いない!)ので、終わった後の満足度が料金と照らし合わせて想像を越えていなければ、不満を抱きがちです。(だからこそ、技術や見せ方の向上が生まれるのですが。)

邦楽と発表会

では、邦楽の場合について考えてみます。
邦楽に関して(とくに地方では)、発表会の要素が強いのではないかな、と個人的に思っています。もちろん地域差もあるでしょうが。

ただ、比較対象として、洋楽(ピアノや管弦楽など)を例に挙げると。

どうやら演奏会という意識が大きいような気がするんです。もちろん発表会もあるでしょうが、頻度として演奏会の割合が高く、発表会としてもある程度の技術を求められる。よく言えば、より観客のことを意識しているような気がします。

一方で邦楽分野では、そもそも人数が少ないということもありますが、とりあえず舞台を経験するという意味合いが大きいような気がしています。

それぞれの特徴を意識しながら、それらのバランスを考え、企画していくことで、邦楽の発展にもつながるのではないでしょうか。(無理やりつなげたようにも見えますが悪しからず。笑)

ということで本日はここまで。今日もよい一日を。

この記事を書いた人
じーも

母が箏を教えていることもあり、小さな頃から箏の音色を聞きながら育つ。
まんまと母の策略にはまり、小学校高学年から尺八を始めることに。初めは全く鳴らずに苦しんだが、少しずつ魅力を感じ始める。(続きはメンバーページをご覧ください)

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