ピアノと箏と尺八と

コンサート前じーものヒトリごと

どうも、じーもです。
本日は前回の続き!ということで、早速いってみましょう。

異文化交流

唐突ではありますがみなさん。みなさんの思う「文化」ってなんでしょうか?国ごとにある習わしやしきたりでしょうか?ある地域での習慣でしょうか?今回わたしが感じたのは、ピアノ(西洋音楽)文化と邦楽文化(少なくとも私の周りにいる方を中心にしたもの)のちがいです。「価値観のちがい」と言い換えてもいいかもしれません。

ピアノは西洋音楽に分類されると思うのですが、よく「リズム」「メロディー」「ハーモニー」が音楽の三大要素と言われています。そのため、合奏における音程の調和やテンポ感、音が重なるタイミングなどがかなりシビアです。私にとっては、あまり慣れていないことだったので少しびっくりしてしまったんですよね。

邦楽における三要素(仮)

さて、西洋音楽で取り上げられている三要素は、その音楽が大切にしている価値観です。もちろん邦楽でもその価値観は存在している・・はずですがとくに定義されていません。(私が知らないだけかもしれないですが。)そこで、私なりに、今回コラボをして感じた邦楽の三要素というのを勝手に考えてみたいと思います。

①音:音そのもののことで、音質や響きのこと。
②間(ま):メロディーがない部分も音楽の一部だと捉える考え方のこと。
③和:合奏における相手を察して調和を目指す意識のこと。

異論は様々あると思いますが、一旦飲み込んでいただいて。(笑)
ようするに、邦楽は「“音”そのものにこだわり、“間”を大切にしながら、“和”を育む中で音楽を奏でる」という価値観ではないか、ということです。

誤解していただきたくないのが、これらは相手を否定するものではない、ということです。どちらも音を大切にしますし、メロディーも重要です。でも、もし価値観として違いを見出すのなら…という話です。

しかも邦楽に関しては私が個人的に感じた話ですから。それほどお気になさらずに。(笑)それでは今日はこの辺で。みなさん、今日もよい一日を。

(ちなみに演奏会は無事成功し、来ていただいた方にも楽しんでもらえたようです。“春の海”もなんとかうまくいき、私としても本当にいい経験ができました。)

この記事を書いた人
じーも

母が箏を教えていることもあり、小さな頃から箏の音色を聞きながら育つ。
まんまと母の策略にはまり、小学校高学年から尺八を始めることに。初めは全く鳴らずに苦しんだが、少しずつ魅力を感じ始める。(続きはメンバーページをご覧ください)

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