音楽教育と音楽研究をつなぐ活動を続けている「日本音楽の教育と研究をつなぐ会」(通称:つなぐ会)のワークショップをご紹介します。
オンラインワークショップ「唱歌で学ぶ日本音楽 −箏曲−」
つなぐ会では、日本の伝統音楽の学校教育での教授法について研究と実践を重ねてきました。ワークショップは、これまでに、長唄、祭囃子、雅楽、能について行われており、今回は3年ぶりの開催となります。
ワークショップの内容は、「コロリン」「テントン」など、楽器の旋律を口で唱える唱歌(しょうが)という手法を用いて箏を学習するというものです。
「つなぐ会」のサイトによると、唱歌は、音楽教育における日本音楽の学習で用いると有効性があることが明らかになってきているそうです。
例えば、箏曲《六段の調》の冒頭を唱歌で「テーントンシャン」と覚えておけば、演奏法とリズム、強弱などもまるごと覚えることができます。
楽譜を目で覚えたりドレミで覚えるのではなく、楽器の奏法に合ったカナでフレーズを覚えると、演奏も上達しやすく、記憶も正確にできそうですね。
オンラインで最新の研究成果を踏まえた実践的な指導法を学ぶ絶好の機会です。学校の先生はもちろん、箏に興味のある方にもおすすめです。
ワークショップの詳細
詳細は「日本音楽の教育と研究をつなぐ会」のWebサイトをご覧ください。
日本音楽の教育と研究をつなぐ会