一生に一度!「邦楽」で聖火リレーに参加!?

一生に一度!「邦楽」で聖火リレーに参加!? 本番演奏写真レポート

聖火リレーに参加しました!
と言っても、トーチを持って走ったわけではありません。
2日間徳島県内を駆け巡った聖火の最終到着地で行われるセレブレーションイベントに出演しました。

オリンピック×邦楽で何ができる?

遡ること2019年。
2020年のオリ・パラ大会が東京に開催されることが決まってから、邦楽で何か参加できないかと企んでいました。

しかしながら、こんな地方の徳島で何ができる?開催は日本ではなく東京でしょ!という声あり。

そうは言っても何かやりたい!

そこで、「オリンピック讃歌」を邦楽器で演奏できるように、日本音楽集団の指揮者 苫米地英一先生に編曲を依頼し、私の所属する徳島邦楽集団で2019年に演奏しました。

この件で、なんとかオリンピックに近づき、そのうち、東京都から何かしらの依頼があるんじゃないかと多少の企みもありました。

残念ながら、まだコンタクトはありませんが(笑)。

オリンピック讃歌とは

ちなみに「オリンピック讃歌」はご存知でしょうか?

コスティス・パラマス 作詞、スピロ・サマラス 作曲。
ほとんどのオリンピックの開閉会式で演奏されている曲です。

もちろん1964年の東京オリンピックでも演奏されました。
この時、徳島県出身の文学者 野上彰さんによって訳詞されたオリンピック讃歌は、日本語での合唱とともに演奏されています。

出演依頼、中止決定、そして1年後…

徳島のセレブレーションイベントへの出演の依頼があったのは、1年5ヶ月くらい前でした。
オリンピック・パラリンピック本体の開閉会式には出られなくても、関わることができると決まって小躍り。

しかし、2020年から猛威を振るい続けている新型コロナウイルス感染症。
2020年3月26日に福島からはじまった聖火リレーも、あらゆるイベントと共に数日で中止となってしまいました。
セレブレーションイベントも、あと1ヶ月後に開催というタイミングで中止の連絡が来ました。

 

それから約1年経ち、「そういえば、聖火リレーはするというけど、イベントはするの?新型コロナウイルス感染症はまだ続いてるからどうなるのかな?」と疑問を抱きながら2021年を迎えました。

その後、徳島県の担当者から連絡。
「セレブレーションイベントも開催しますので、昨年同様お願いします」 

イベントの出演内容とは?

出演内容は、もちろん邦楽演奏です。
「オリンピック讃歌」を邦楽器で演奏し、日本語訳詞された合唱が加わります。

オーケストラではなく、邦楽

和太鼓演奏や流鏑馬など、どの都道府県でもセレブレーションのメインパフォーマンスでは、地元の文化や芸能等を代表するような催しがされているようです。

当然のことですが、阿波踊りも披露されました。徳島といえば、阿波踊りはかかせません。

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直前の感染者拡大!合唱が中止

イベントの開催が決まったとはいえ、2021年4月といえば、東京都・大阪府などでは、まだ緊急事態宣言下。
他の都道府県でも競技場内だけのリレーなどに縮小されてきました。

合唱との全体練習が終わった4日後のこと、徳島県では県内の陽性者の増加により、飛沫感染の予防のため合唱の中止が決定しました。
邦楽演奏はできたものの、野上彰さんの訳詞で歌うということができないことは本当に無念なことです。

出演を終えて

「ホントに走る?」

疑い続けた1年間でした。

当日は感染症対策のため、5,000人収容できる会場「アスティとくしま」に100人だけの観覧者で粛々と開催されました。

しかし、聖火リレーが到着したフィナーレは、やはり感動!

今現在も聖火は引き継がれて日本列島を走っています。

観客の問題等、ひきこもごもありますが、5年間この日のために頑張ってきたアスリートや関係者にとって良い大会であったと思えることを願っています。

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この記事を書いた人
なる

徳島邦楽集団事務局
箏と琵琶、ときどき三味線を演奏してます。
街中を邦楽の音楽であふれさせたいという野望をもっています。ドローン練習中。

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