コロナ禍が続くいま、高校生の邦楽に関する部活動はどうなっているのでしょう?
コンクールはDVD審査になったり、発表会の中止・延期など、練習の成果を観客に披露する場所が少なくなってます。
また、部活の練習時間が短縮されたり、たくさんの人数での合同練習がなくなったりするなど、邦楽の醍醐味である合奏の楽しみが感じられなくなってるのではないかと不安を感じます。
邦楽普及拡大推進事業
そのような高校生の部活動を対象として、2021年度から始まった文化庁の新規事業「邦楽普及拡大推進事業(高等学校向け)」をご紹介します。
事業の目的は以下のとおり。
邦楽に関する高等学校の部活動の充実を通して、生涯にわたり 演奏や鑑賞を楽しむ愛好者となるきっかけ作りができるよう、安定的に稽古や実演に取り組めるような環境整備を行うこととします。(文化庁ホームページより引用)
対象は「箏曲・三味線音楽、雅楽、琉球古典音楽の部活動を行っている高等学校」です。
支援の内容は…
①楽器の無償貸与。オンライン開催を含む発表会の開催が条件となってますが、開催運営を支援してくれます(会場賃借・楽器運搬・オンライン配信)。
②他校との「交流会」や「ワークショップ」参加機会の提供。
※いずれもオンラインを想定されています。
楽器は、二十絃箏や笙、締太鼓も対象となっています。ビックリ!
高校生の部活動に関わる皆さん、一度検討してみてはいかがでしょうか?
個人的には、邦楽愛好家を増やすため、高校、大学を卒業した邦楽大好きな若者を受け入れる団体への支援もお願いしたいです!
ぜひ!!