令和4年7月国立劇場歌舞伎鑑賞教室「紅葉狩」

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国立劇場

2022年7月の国立劇場大劇場(東京千代田区)では、歌舞伎《紅葉狩》が「歌舞伎鑑賞教室」として上演されます。

令和4年7月歌舞伎鑑賞教室

国立劇場大劇場では、ほぼ毎月歌舞伎が上演されていますが、歌舞伎公演の月と歌舞伎鑑賞教室の月があります。歌舞伎鑑賞教室の月は、人気の演目が豪華な俳優陣で上演され、本演目上演に先立って解説「歌舞伎のみかた」があり、手引きの小冊子をお供に鑑賞できます。

公演情報

『新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)』 
7月3日(日)~27日(水)午前11時開演 午後2時30分開演 (上演時間は約1時間45分)
※7日(木)・18日(月・祝)は休演
※8日(金)・20日(水)夜は〈社会人のための歌舞伎鑑賞教室〉午後7時開演
※20日(水)~26日(火)は〈親子で楽しむ歌舞伎教室〉
※27日(水)は外国人のための歌舞伎鑑賞教室〈Discover KABUKI〉

紅葉狩とは

歌舞伎「紅葉狩」は、河竹黙阿弥による演目で新歌舞伎十八番の一つに数えられています。信州の戸隠山の鬼女伝説を基にしており、前半には更科姫として優雅に登場し、扇を2枚使った踊りを見せます。その更科姫は実は鬼女で、後半では平維茂と鬼女が戦います。

紅葉狩は、豪華な衣装の踊りや戦いの立ち回りの場面で見ごたえ十分です。解説付きなので、初めての人でも楽しめますし、改めて歌舞伎をしっかり堪能したい人にもおすすめです。

出演者その他

解説「歌舞伎のみかた」では、紅葉狩に出演する中村萬太郎(従者右源太及び山神役を坂東亀蔵と交互出演)が、見どころなどを分かりやすく説明してくれます。

本演目では、平維茂を尾上松緑、更科姫と鬼女を中村梅枝が演じます。その他、侍女野菊に中村玉太郎、従者左源太に尾上左近が出演します。

今回は、歌舞伎鑑賞教室のため、社会人、親子、外国人のための回も設けられています。親子の回を親子で鑑賞する場合は特別料金が設定されています。また、社会人のための歌舞伎鑑賞教室は午後7時開演です。

なお、詳しくは国立劇場の公式サイトをご覧ください。
お申込みの際も、国立劇場の公式サイトをご確認ください。

この記事を書いた人
福まる

大学で日本音楽史と民族音楽学の非常勤講師をしています。最近、地元の資料館で古文書整理員を始めました。お箏と地歌三味線を少し弾きます。記事を書いて、邦楽の世界をもっとオープンにするお手伝いをしたいと思っています。

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