本記事では、和楽器ユニット「MIKAGE PROJECT」(ミカゲ プロジェクト)さんをご紹介します。
どんなユニット?
MIKAGE PROJECTさんは、”日本各地の民謡を現代の感覚で作編曲し、次世代へと繋げる。” というコンセプトで活動をされている、3人組の和楽器ユニットです。
これまでにリリースされた楽曲を見てみると、福岡県の民謡「炭坑節」、福島県の民謡「豊年こいこい節」、秋田県の民謡「まんず秋田」、山形県の民謡「花笠音頭」など、各地の民謡のタイトルが並んでいます。
筆者の稚拙な感想にはなりますが、どの曲も、原曲の味をしっかりと残しつつも、リズムと和楽器の伴奏がおしゃれで、全体としてエモさが全面に感じられる楽曲に仕上がっている…という感じでしょうか。
例えば「月が出た出た〜♪」で有名な「炭坑節」。イントロを聴いただけでは(良い意味で)炭坑節だと分からないようなおしゃれな雰囲気ですが、歌が入ったとたん、よく知ったメロディとの素晴らしい融合に驚かされます。
MIKAGE PROJECTさんの公式WebサイトやYouTubeで視聴ができるので、ぜひ聴いてみてください。皆さんはどのように感じるでしょうか?
メンバー構成
MIKAGE PROJECTさんは、各方面で活躍されている演奏家、佐藤公基さん、浅野祥さん、本間貴士さんの3名で構成されています。(写真右側より佐藤さん、浅野さん、本間さん)
※公式Webサイトの情報を参考にさせていただきました。詳細は公式Webサイトをご覧ください。
佐藤 公基さん
尺八を担当する佐藤さんは、民謡一家に生まれ、幼少期より家族に手ほどきを受け舞台活動を開始。多くのグループで尺八の演奏活動をするほか、作編曲・楽曲提供活動もされています。
浅野 祥さん
津軽三味線と唄を担当する浅野さん。津軽三味線の全国大会では数々の実績を残し、現在ではジャンルにとらわれず、多くのアーティストと共演されています。
本間 貴士さん
二十五絃箏を担当する本間さん。箏と三味線は幼少より、その後作曲や十七絃、二十五絃にも幅を広げられ、現在は「日本」を伝えるため、作曲と演奏活動に力を入れられています。
次のアレンジは徳島の阿波踊り!
直近のMIKAGE PROJECTさんの出演情報として、「徳島県阿波踊り協会 新春公演『宴』」をご紹介します。
「阿波踊り」といえば、阿波国:現在の徳島県を発祥のとする盆踊りの一つで、現在では東京の高円寺など、全国様々なところで親しまれています。
そんな阿波踊りの楽曲の中から、「阿波よしこの」などをMIKAGE PROJECTさんが編曲し、演奏を初披露されます!
YouTubeでは、イベントに先駆けて楽曲が公開されています。
MIKAGE PROJECTさんの演奏をぜひ生で聴いてみたい!という方は、ぜひこちらのイベントにお越しください!
イベントの詳細については、当サイトの以下のページでもご紹介しています。
さいごに、本イベント出演にあたり、MIKAGE PROJECTの各メンバーよりコメントをいただきましたのでご紹介します。3人それぞれの想いや意気込みが感じられ、本番がますます楽しみになってきました。皆さんぜひ一緒に、会場で楽しみましょう!
佐藤 公基さんからのコメント
2023年門出を徳島県から奏でられる事を嬉しく思います。我々3人が何度も何度も練り直し、考え、MIKAGE節の “阿波踊り” が形になりました。
阿波踊りという曲が日本のみならず世界で踊ってほしい!そんな想いと愛を込めて吹き込みました。
当日も想いを込めて演奏させていただきます!
浅野 祥さんからのコメント
8月の衝撃を忘れられません。徳島が世界に誇る伝統芸能を目の当たりにし、阿波踊りに脈々と受け継がれる徳島魂の偉大さに打ちのめされました。
それほどの芸能に向き合う時、チャレンジを恐れない勇気が必要でした。MIKAGEの阿波踊りで皆さんと踊れることを楽しみにしています!
本間 貴士さんからのコメント
誰もが知る“阿波踊り”
その“阿波踊り”とは何たるか、この眼で観た八月は、私達を深潭へと誘いました。
完成美に満ちる伝統、それを受入れた時“阿波踊る音楽”が溢れ出して来ました。音の渦を体感して下さい。