邦楽業界、引出しを増やす方法を考える~ビジネス編~

邦楽業界、引出しを増やす方法を考える~ビジネス編~じーものヒトリごと

どうも、じーもです。
最近は朝晩涼しくなってきました。その分、日中の太陽さんの強さにはびっくりしますね。。

本日は引出しを増やす、ということで、「これまでとは違う方法を考える」という意味合いで考えてみようかと。

ビジネス=お金の仕組み

ビジネス、ということなんですが、ここではざっくり、お金の仕組みについて考えてみたいと思います。

邦楽業界は大きく分けて2つのお金の仕組み(マネタイズ方法)があると思っています。

①チケット収入:演奏会などのイベント収入
②月謝収入:受講料などの教室形式の収入

これは、演奏などの技術があったうえで、それを ①披露する②伝授する という意味合いでお金をいただいている形になっていると思います。

ここに別のマネタイズの方法がないかを考えてみよう、というわけです。
(ちなみに楽器職人は物販的な収入、など他にもあると思います。)

例えばこんなのはどうでしょう?
・差別化を図る旅館などに楽器を貸し出す、もしくは、セッティングし管理するまでを一つにした、法人へのパッケージ料金。

・学校や介護施設、個人などへ楽器を貸し出すレンタル料金(レンタルDVDみたいな感じで楽器を貸し出すこともOK)。

・流派に関わらず、一定の技量があることを保障する資格ビジネス。

文化とエンタメ

さて、ここまで読んでお気づきでしょうか?
やっぱりそうは言っても、ある壁が存在することを。

急ですが、邦楽には、文化とエンタメという二つの側面が存在していると思うんです。そして、その二つは表と裏という両極端な存在であるということ。

中でも考えておきたいのが、「文化は伝承である」ということです。
これは、わたくしじーもが勝手に考えていることではありますが、伝承を重んじるがゆえ、技術を保存することが目的となる。ということはその技術は基本的には他と混ざらないほうがいい。そしてそれこそが、文化でお金を得るということにつながった・・・のではないかと。

そう考えると、普及や新たなビジネスとして邦楽を捉える時には、その辺を意識することがポイントなのかな、と思いました。

では。本日はここまで。みなさんにとって、よい一日になりますように。

この記事を書いた人
じーも

母が箏を教えていることもあり、小さな頃から箏の音色を聞きながら育つ。
まんまと母の策略にはまり、小学校高学年から尺八を始めることに。初めは全く鳴らずに苦しんだが、少しずつ魅力を感じ始める。(続きはメンバーページをご覧ください)

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