どうも、じーもです。
みなさんは楽器を使っていますか?
自身が使っていなくとも、楽器を使っている人が身近にいる、ということはあるのではないでしょうか?
そんな中、どうやら楽器と生き物は切っても切れない関係のようで。植物はもちろんのこと、皮などを中心に動物たちと深くかかわっていることがあるようです。
楽器と植物
さて、まずは植物。植物だと、やはり木材などが多いでしょうか。
例えば、尺八であれば木材ではなく竹になりますが、やはり植物からできています。身の回りの物を使って楽器をつくるというのは納得いくのですが、どうして現代でもそれは変わらないのでしょうか。
実際、塩化ビニル管の尺八やメタル尺八など、人工物を材料とした尺八もあります。多くはないのですが、私も何度か吹いたことがあります。
ですが、塩化ビニル管などの人工物よりは竹。木材よりも竹。というように、音の響きという面で竹の良さが際立ってしまうような気がしてしまうのです。もちろんバイアスもかかっているのでしょうけれども。
楽器と動物
次に、動物です。和楽器でも犬や猫、蛇や牛、様々な楽器で動物たちの皮が使われています。もちろん西洋の楽器でも打楽器などでは牛や羊などの皮が使われているようです。やはりここでも、人工の合成皮などではどうやら音の響きが違うようです。
ここで少し考えてみたいのですが、どうしてこうも動物たちを楽器に用いるようになったのでしょうか。
理由の一つとして、面(叩いたり部分)を張るために、伸びてちぎれない素材が“皮”であり、その身近なものが人間にも身近な動物たちだったのではないか、と考えます。
さらに興味深いのは、生命(いのち)をいただいた楽器の方が響きがよいことです。生きている、生きていたことが与える何かが、そこにはあるのかもしれません。
そう考えると、当たり前のように扱っている楽器に対する印象が少し変わってくるような気がします。
最近は食べるもの(お肉など)も生命をいただいているという感覚が薄れているように感じます。同じように楽器にも生命が宿っていたということをもう少し意識なくてはいけないのかな、と思います。
というわけで本日はここまで。みなさんにとって、よい一日になりますように。