津軽三味線名人 五錦竜二 心の音色
津軽三味線一筋60年以上。17歳で北海道から風呂敷に三味線を包んで東京へ。師匠から教えてもらったのは、六段一曲のみ。糸合わせも撥の持ち方すらわからない。心も体もすり減らしながら、無我夢中で三味線を弾き続けた。寝る間も惜しくて、時間がたつのも忘れ、朝日が昇るまでひたすら練習する日々。作り上げた一音一音は五錦竜二の人生そのもの。「津軽三味線で人様の役に立つことが自分の役目、これでいいということはない一生勉強」と語る。力強くも繊細な五錦竜二の心の音、魂の音をぜひお聴きください。